浜松に行ってまいりました。

第12回しずおか吃音のつどいに参加させていただきました。多くの方々と吃音について語ることができ、とても有意義で貴重な体験となりました。。

 

当日は少し早めに会場に着いたのですが、しずおか言友会の方々はとても親切にフレンドリーに対応してくださいました。施設内を少し歩きながら講演させていただく内容について再確認することができました。

 

講演会は定刻通り、13:30に開始できました。

まずは”マイメッセージ”というプログラムでした。当事者の方やそのご家族が自身の思いや経験、活動などをそれぞれの方法で発表されていました。どのような方法であったとしても、人前で何らかの発表をするというのは、それなりの心理的な負荷がかかると思うのですが、皆さん堂々と発表されていました。少なくとも私にはそう見えました。

発表の内容も吃音があるからといって行動や活動を委縮させることなく、各自の持つ可能性を追求するそれぞれの報告には、吃音のある方やそのご家族を勇気づける特別な効果があるように感じながら、一人の吃音の当事者として聞いていました。

 

私の講演は、現在つばさ吃音相談室で進めている吃音の症状を軽減するための言語訓練の開発に関するものでした。できるだけ分かりやすく話そうと務めたつもりではありますが、いかがだったでしょうか。自分で振り返ってみると、分かりにくい部分や、期待の沿えなかった部分はあったように思います。自分の力不足を痛感させられました。

 

閉会後のフリートークにも参加させていただきました。フリートークでは机を並び替え、互いの顔を見ながら講演会以上にオープンな雰囲気の中で皆さんと率直な意見交換をすることができました。吃音に対するそれぞれの思いが、より強く感じられたとても意義ある機会となりました。

 

言友会は全国各地に活動拠点があり、それぞれの地域で吃音のある方とその関係者に対して様々な活動を行っている団体です。あなたの住む地域でも今回のようなイベントが実施されているかと思います。是非参加してみてください。

 

今回の講演会に参加していただいた皆様、言友会の皆様、貴重な機会を本当にありがとうございました。