今年も入試面接の時期となりました。当相談室では、利用されている受験生に対して様々な支援で対応しています。
面接での質問に対して、スムーズに答えられるようにする取り組みはもちろんですが、吃音により上手く答えられない事実が、入試面接において不当に不利に扱われないように、進学希望校に対して理解や配慮を求めるのも大切な支援の一つです。
”吃音の症状が不特定多数の人たちに不当に晒されることのないように”
”言葉がスムーズに発せられないことが、知識や経験、学力や努力の不足と捉えられないように”
受験校の対応は様々ですが、例えば・・・
「面接の時間を十分にとって、急かさずに聞いていくれた」
「5人同時に行われる集団面接を、個別の面接に変更してもらえた」
「筆記具と紙が用意してあり、声が出にくくなったら筆談で答えても良いと言ってもらえた」など
こちらからきちんと情報を発信するのは、理解や配慮を求めるうえでとても大切なことだと思います。症状の特徴や程度を理解してもらったうえで、今までの努力の成果を最大限に発揮してくれたらと願います。
もうすでに何名かの合格の知らせが届いています。
合格、おめでとうございます!
新たな世界に、力強く羽ばたいてください。